論文の書き方についての書籍

論文の書き方について書かれた本が沢山出版されています.読んだことのない人はM1の間に(遅くともM2の前期ぐらいまでに)読むようにしてください.

いくつか例を挙げておきます.いずれも新書やソフトカバーなので気軽に読めると思います(学情の図書館にもあります).

  • 木下是雄: 理科系の作文技術 (中公新書)

    古い本ですが,定番中の定番です.

  • 小笠原喜康: 新版 大学生のためのレポート・論文術 (講談社現代新書)

    資料の集め方やプレゼンの作り方についても触れられています.

  • 戸田山和久: 新版 論文の教室―レポートから卒論まで (NHKブックス)

    新版は読んでいないので旧版での印象ですが,文章がカジュアルなので 好き嫌いが分かれるかも知れません.

特にこれらに限定する必要はありませんが,気に入ったものを1冊〜2冊読んでみて下さい.

ただし,注意点として,論文のお作法は分野によって異なるので,細かいところは違っている場合もあります.たとえば,理科系の作文技術には,論文には結論は書かないという趣旨のことが書かれていますが,少なくとも情報系では必要です(情報処理学会や電子情報通信学会の論文を読んでもらうと感じが掴めると思います — もっとも,雑誌掲載の比較的短い論文と修論ではまた少し違うところがあるのですが).そのあたりは柔軟に考えて欲しいのですが,いずれにせよ文章を構成する上での基本的な考え方は同じなので,参考になると思います.